【活用事例】Leafonyで服薬管理&褒めシステムを試作する!

【活用事例】Leafonyで服薬管理&褒めシステムを試作する!

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      たくろーどん
      参加者

        ナノコン応用コンテストに提出した作品の説明になります。

        1.困っていること
         持病(炎症性腸疾患:IBD)のため、毎日欠かさず1日3回服薬しなければならないのですが、飲み忘れしまうことがあります。炎症性腸疾患(IBD)の薬物治療では、服薬規則を守れるかどうかが症状の再燃率を左右します。そんな服薬忘れを解決できないかと考えました。そもそも服薬と言う行為はネガティブな行為です。そのため、そんな行為に対して褒めて欲しいものです。

        2.解決方法の検討と使用機器一覧
         そこでRFIDで服薬管理をしつつ褒めてくれるシステムを試作してみました。 マイコンにLeafony ESP32 wifi kitを使い、SparkFun Simultaneous RFID Reader(M6E Nano)、RFIDアンテナ、RFIDタグ、そして、コミュニケーションロボット「BOCCO」、これらをつかって試作してみました。下記の表 と図に使用機器一覧を示します。

         

        3.仕組み
        3.1.BOCCOを発話させる
         BOCCOはスマートフォンのアプリとつなげて使う、家族とのコミュニケーションを手助けしてくれるコミュニケーションロボットです。

         こちらはAPIが公開されています。ESP32に使用できるAPIも公開されており、マイコンからBOCCOを発話させたりメッセージを取得したりすることができます。そのため、Leafony ESP32 wifi kitからでも、このライブラリを使うことができます。

        3.2.システム概要図と簡易的な動作の流れ

         下記の図のようにRFIDタグのついた薬をRFIDアンテナの備わった台の上に置いておきます。そして、定期的にRFIDリーダーの電波をオンにしてタグ検出を行います。これによってRFIDタグのついた薬がアンテナ上にあるか管理されています。

        初期状態

         そして、タグ検出と同時に前後の状態の差分を取ることで、タグ付きの薬がアンテナ上から取り出されたかを判断します(下記の図)。取り出された場合、そのタグIDをGoogle Apps Script(GAS)で書かれた簡易的なAPIにpostします。そして、Google Sheetsに取り出された時刻と薬の種類をログに残します。タグIDと薬の名前の紐付けは、Google Sheets上で行っています。さらに、BOCCO APIをつかってタグ取り出されたときに発話させます(例:「お薬飲んだね、えらい!」)。

        RFIDタグのついた薬の管理(取り出し状態)

        3.3.Google sheets上での動作について
         記録されるGoogle sheetsでは2つのシートから構成されており、1つは図 22のようにデータベースとしての機能を持ちます。事前に取得しておいたタグIDと薬名を紐づけています。Leafonyから送信されるデータは下記A列のタグIDのみで、GASの処理で薬名と紐付けを行います。

         もう一方のシートでは図のように取り出された薬名と日時が記録されます

        3.4.動作風景
         動作風景はこちらになります(https://www.youtube.com/watch?v=oQ5Xx4rdnOY)。

        4.応用例

        小規模な在庫管理にもつ応用できそうです。

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