GPSを代表とする衛星測位(Global Navigation Satellite System)の精度を高める手法の一つであるネットワーク型RTK方式を、 自作の Leafony・XBeeソケット連携ボードで実装しました。
使用機材
- LeafonyシステムはESP32 WiFiキット (現在販売中は ESP32 WiFi Kit-2)
- GNSS受信機はArduSimple社の simpleRTK2Blite
- LSIはu-Blox社のZED-F9P
- XBeeソケット互換のコネクタ
- ESP32 MCUリーフにてWiFiのアクセスポイント経由で衛星測位補正データを移動局に送る(NTRIP方式)
- 電源:モバイルバッテリーパックからUSBケーブルにて給電
- その他:GNSSアンテナと同軸ケーブル、三脚等々、Androidスマホ(WiFi接続チェックに使用)
Leafony・XBeeソケット連携ボードに装着した状態
システム構成
- 自宅のWiFiルータにStationモードで接続
- 善意の基地局に掲載の CQ出版局にNTRIPクライアントで接続
- 衛星測位補正データをXBeeソケットへのシリアルポートに転送
- 補正データを得た simpleRTK2Blite がネットワーク型のRTKを構成
SimpleRTK2Blite との接続
動作確認状況
[x] ESP32の WiFi Station Mode で WiFiルータに接続
[x] ESP32を介してインターネットでCQ出版社のテストサーバーから得られた補正データをシリアルポートに転送
[x] ESP32のUDPクライアントを介して、自宅のPCのu-Center にてF9Pの動作状態を確認
参考文献